結論から言うと、Makeで連携できるアプリは公式の一覧ページで検索できます。公式サイトでは3,000以上。ただ正直に言うと、数千ある候補の中から目当てのものを探すのは、それなりにしんどいです。
この記事では、探す前に決めておくこと、一覧の見方、そして目当てのアプリが無かったときの逃げ道までまとめます。AutomaNoteでも最初は「このサービス、Makeで使えるのかな」で毎回手が止まっていました。順番を決めてからは、5分で判断がつくようになっています。
ノート


使いたいサービスがMakeで動かせるかどうか、自分で判断できるようになります。
- 公式アプリ一覧の場所と、検索する前に決めておくこと
- 「Verified」と「Community」の違い
- モジュール名の読み方(Watch / Search / Create の意味)
- 対応していなかったときの3つの逃げ道
まず「きっかけ」か「処理」かを決める
アプリ名で検索する前に、そのサービスにどっちの役をやらせたいのかを決めてください。
- きっかけ(トリガー)…「そこで何かが起きたら動き出す」役。シナリオの一番左に置く
- 処理(アクション)…「そこに何かをする」役。2番目以降に置く
これが大事なのは、同じアプリでも、片方しか用意されていないことがあるからです。「対応していた!」と喜んで開いたら、書き込みはできるのにトリガーが無かった、というのはよくあります。






公式のアプリ一覧はここ
一覧はここです。Make Integrations(公式)
ページ上部に検索窓があり、左側でカテゴリを絞れます。公式サイトでは、3,000以上の連携アプリがあると案内されています。件数は増えていくため、数字を追うより検索窓とカテゴリを使うほうが早いです。
カテゴリはこのあたりが用意されています。
- AI(チャットボット/文章生成/画像/翻訳/音声)
- Communication(メール・チャット・SMS・ビデオ会議)
- Productivity(カレンダー・タスク管理・スプレッドシート)
- Commerce(EC・決済・請求)
- CRM/Sales、Customer Support、HR、Marketing
- Built-in Apps & Tools(Makeに最初から入っている道具)
副業でよく使うのは、だいたい Productivity と Communication と AI の3つです。まずそこだけ見れば足ります。



「Verified」と「Community」の2つのタブがある
一覧ページには、Verified(公式に検証済み)とCommunity(コミュニティ製)の2つのタブがあります。
Makeが自分で作って面倒を見ているのがVerified、外部の開発者が作ったものがCommunityです。最初のうちはVerified側だけ見ておけば十分だと考えています。
理由は単純で、Community側は作った人の都合で更新が止まることがあるからです。自動化は「動き続けること」が価値なので、止まったときに直せない部品は最初は避けたほうが安全です。






なお、Community側の保証条件やサポート範囲は変わることがあるので、本番で使う前に公式ヘルプで最新の扱いを確認してください。
モジュール名の読み方
アプリを開くと、その中に「モジュール」が並んでいます。名前は英語ですが、先頭の動詞を見れば役割がわかります。
| 先頭の語 | 意味 | 役割 |
|---|---|---|
| Watch | 〜を見張る | きっかけ(トリガー) |
| Search | 条件に合うものを探す | 処理(複数返る) |
| Get / Retrieve | 1件だけ取ってくる | 処理 |
| Create / Add / Send | 新しく作る・送る | 処理 |
| Update | 既にあるものを書き換える | 処理 |
| Delete | 消す | 処理 |
つまり、探しているアプリの中に「Watch 〜」があるかどうかで、そのサービスをきっかけに使えるかが判断できます。ここだけ見れば、英語がびっしり並んでいても怖くありません。






名前で見つからないときによくある3つの理由
1. 一覧が英語表記になっている
「スプレッドシート」では出ません。「Google Sheets」です。日本語のサービス名で検索して0件だったときは、英語の正式名称で打ち直してください。
2. サービス名と会社名がずれている
普段呼んでいる名前と、公式の製品名が違うことがあります。そのサービスの公式サイトを開いて、ロゴの横に書いてある正式名称をそのまま貼るのが確実です。
3. そもそも対応していない
これは普通にあります。とくに国内向けのサービスは、海外のサービスに比べると数が少ないです。ただし、次で書くとおり対応していない=あきらめる、ではありません。
対応していなかったときの3つの逃げ道
逃げ道1:HTTPモジュールで直接つなぐ
相手のサービスにAPIが公開されていれば、Makeの「HTTP」モジュールで直接呼び出せます。専用アプリが無くても、たいていのことはこれで届きます。
ただし正直に書くと、これは初心者向けではありません。APIキーの発行、送るデータの形式、返ってきたエラーの読み解きが必要になります。最初の1本でここに手を出すのは、おすすめしません。
逃げ道2:Webhookで相手から送ってもらう
「Watch 〜」が無くてトリガーが作れないときの回避策です。Makeで受け取り口(Webhook)を作ると専用のURLが発行されるので、そのURLを相手のサービス側に登録します。
相手側に「通知先URL」「Webhook」といった設定欄があるなら、この方法が使えます。フォームサービスや決済サービスは対応していることが多いです。
逃げ道3:スプレッドシートを中継地点にする
一番地味で、一番おすすめの方法です。
相手のサービスからCSVで書き出せるなら、それをスプレッドシートに貼る。あとはMakeにスプレッドシートを見張らせれば、そこから先は普通に自動化できます。
「全部自動」にはなりませんが、貼るだけ30秒で、その先の10分が消えるなら十分に元が取れます。完全自動にこだわって何も作れないより、ずっといいです。






副業でよく使う組み合わせ
迷ったときの出発点として、実際に使われる形をいくつか置いておきます。
| やりたいこと | きっかけ | 処理 |
|---|---|---|
| 問い合わせに自動で受付返信 | Google Sheets(行の追加) | Gmail(送信) |
| 記事ネタを集める | RSS(新着) | Google Sheets(行を追加) |
| 下書きをAIに作らせる | Google Sheets(行の追加) | OpenAI(文章生成) |
| 公開した記事を記録する | WordPress(新規投稿) | Google Sheets(行を追加) |
| 添付ファイルを自動保存 | Gmail(受信) | Google Drive(アップロード) |
どれも「きっかけ1つ+処理1〜2つ」です。最初から複雑なものを作る必要はありません。
まとめ
探す順番だけ、もう一度まとめます。
- そのサービスにきっかけをやらせたいのか、処理をやらせたいのかを決める
- 公式一覧を英語名で検索する
- 中に「Watch 〜」があるか確認する
- 無かったら、Webhook かスプレッドシート中継に逃げる
この4ステップで、たいていのサービスは5分以内に判断がつきます。「対応していないから無理」であきらめる前に、逃げ道のほうを思い出してください。だいたい、なんとかなります。
※アプリ数やカテゴリの構成は変わります。この記事は2026年9月6日に公式ページで確認した内容です。
次に読む
- Makeの使い方完全ガイド|登録から自動化まで — 用語や画面で迷ったらこちら
- スプレッドシートの行追加でGmailを自動送信する — 実際に1本組んでみるならこちら
- 副業で自動化できる作業30選 — 何を自動化するか探すならこちら
数字だけ確認したいときはMakeの数値まとめとよくある質問22に早見表があります。読む順番に迷ったらはじめての方へ|AutomaNoteの歩き方をどうぞ。
次の一歩:自分のアプリで試してみる
使いたいアプリが見つかったら、まずは2〜3個のモジュールだけで小さく動かしてみましょう。
Makeは無料プランから試せます。紹介リンクを含みますが、読者の料金が上がることはありません。







