公開した記事URLを自動で記録する|WordPressからスプレッドシートへ追加する方法

この記事の手順どおりに設定すると、WordPressで公開した記事のID・タイトル・URL・公開日時などをGoogleスプレッドシートへ自動で記録できます。

実際にAutomaNoteの本番サイトで動かし、noindexのテスト投稿1件が1行だけ追加されることを確認しました。同じ記事IDをもう一度流しても、2行目は増えていません。

ただし今回はWordPressへコネクタープラグインを追加します。必ずバックアップを取り、権限を投稿の読み取りだけに絞ってから進めてください。

この記事の実測結果
  • 本番WordPressで再現:できた
  • 使用するモジュール:3個
  • 成功時の消費:3クレジット
  • 重複確認時の消費:2クレジット(行追加は実行されない)
  • 重複防止キー:WordPressの記事ID
  • 接続権限:投稿の読み取りのみ
  • テスト投稿:noindexで一時公開し、確認後に下書きへ戻した
  • 接続時に気づいたこと:APIキーは作成直後に控える
本番サイトにプラグイン入れて大丈夫…?
絶対にノーリスクとは言えないんだ。先にファイルとデータベースをバックアップして、読み取り権限だけで小さく試そう。
目次

先に確認:今回はWordPress 7.1で検証

検証日は2026年9月6日です。今回インストールしたMake Connectorはバージョン1.6.6でした。

WordPress公式ディレクトリでは、記事執筆時点の動作確認済み範囲はWordPress 6.9.7までと表示されています。AutomaNoteはWordPress 7.1なので、公式の動作確認範囲外です。

今回はバックアップを取ったうえで限定的にテストし、公開ページ、記事編集、管理画面、HTTPSに異常がないことを確認しました。環境によって結果は変わるため、同じバージョンでも動作を保証するものではありません。

完成すると何が自動化される?

今回作る流れは次のとおりです。

WordPressの公開記事を確認 → 記事IDの重複を検索 → 重複がなければ1行追加

WordPress Watch PostsとGoogle Sheets Search Rows、Add a Rowをつないだシナリオ
公開記事の取得、重複確認、行追加を3モジュールで実行

シートには、取得日時、記事ID、タイトル、記事URL、公開日時、更新日時、状態、カテゴリー、重複キーを残します。

事前準備:必ずバックアップする

本番サイトへプラグインを追加する前に、サーバー上のファイルとデータベースをそれぞれバックアップします。

  1. サーバー管理画面からホームディレクトリのバックアップを保存
  2. データベースのバックアップを保存
  3. 2つのファイルがPCへダウンロードできたことを確認

ラッコサーバーを利用している場合は、ラッコサーバー公式のバックアップ手順を確認してください。

復元方法が分からないまま本番へ入れるのが不安なら、複製環境やステージングサイトで先に試してください。

Googleスプレッドシートを準備する

1行目へ次の9列を作ります。

列項目用途
A取得日時Makeが取得した時刻
B記事IDWordPress内部の記事番号
Cタイトル記事タイトル
D記事URL公開URL
E公開日時WordPressの公開日時
F更新日時最終更新日時
G状態publishなど
HカテゴリーカテゴリーID
I重複キー記事IDをもう一度保存

Search Rowsを止めないための確認行

Search Rowsは検索結果が0件だと、その先の処理へ何も渡さない場合があります。そこで今回の検証では、2行目へ次の確認用データを置きました。

  • A列:重複確認用(削除しない)
  • I列:ZZZ_SENTINEL

Search Rowsでは「記事IDと同じ」または「ZZZ_SENTINEL」の2条件で検索し、I列の昇順・Limit 1にします。記事IDがすでにあればその行が先に返り、なければZZZ_SENTINELが返る仕組みです。

この確認行、消したらだめ?
このシナリオでは必要だよ。消すと初回の記事が追加されないことがあるから、「削除しない」と書いて残しておこう。

Make Connectorを読み取り専用で接続する

Make公式のWordPress接続手順では、WordPress側へMake Connectorをインストールし、APIキーとREST APIのベースURLを使って接続します。

  1. WordPress管理画面の「プラグインを追加」でMake Connectorを検索
  2. 公式ディレクトリのプラグインであることを確認してインストール・有効化
  3. 管理画面左の「Make」からGeneralを開く
  4. Enable granular API permissionsを有効化
  5. PostsのReadだけをONにする
  6. Create、Update、Delete、Users、Comments、Media、TermsはOFFのまま保存
Make ConnectorでPostsのReadだけを有効にした権限設定
投稿の読み取りだけを許可し、作成・更新・削除は許可しません

APIキーはパスワードと同じように扱い、スクリーンショットや記事へ載せないでください。Make側の接続画面には、ベースURLとしてhttps://あなたのドメイン/wp-json/を入力します。

今回の検証中はログを一時的に有効化しましたが、確認後はOFFへ戻しました。プラグインの自動更新も有効にしていません。

Makeで3つのモジュールを設定する

1. WordPress「Watch Posts」

  • Type:Posts
  • Status:publish
  • Limit:1(テスト中)
  • 開始位置:From now on

「From now on」にすると、過去記事を一気に処理しにくくなります。検証時だけChoose manuallyでnoindexのテスト投稿を指定しました。

2. Google Sheets「Search Rows」

重複キーのI列を検索します。条件は次の2つをORで設定します。

  • I列 Equal to WordPressのPost ID
  • I列 Equal to ZZZ_SENTINEL

Order byはI列、Sort orderはAscending、Limitは1です。

3. 「重複がないときだけ」フィルター

Search RowsとAdd a Rowの間へフィルターを置き、返ってきたI列がZZZ_SENTINELのときだけ通します。

記事IDの行が返ったときは「すでに記録済み」なので、Add a Rowへ進みません。

4. Google Sheets「Add a Row」

WordPressの出力を9列へ対応させます。

  • 取得日時:now
  • 記事ID・重複キー:Post ID
  • タイトル:Title
  • 記事URL:Link
  • 公開日時:Date
  • 更新日時:Modified Date
  • 状態:Status
  • カテゴリー:Categoriesをカンマ区切り

実行結果:テスト投稿1件が1行だけ入った

WordPress公開記事がGoogleスプレッドシートに記録された実行結果
noindexのテスト投稿を含め、記事ID・タイトル・URL・日時が記録されました

noindexにしたテスト投稿を一時公開し、記事ID218が1行追加されることを確認しました。確認後、テスト投稿はすぐ下書きへ戻しています。

成功時は3モジュールが各1回動き、3クレジットを消費しました。

同じ記事IDを再実行しても増えなかった

同じ記事IDが重複防止フィルターで止まったMakeの実行画面
Search Rowsまでは動きましたが、記録済みIDだったためAdd a Rowは実行されません

同じテスト投稿を開始位置に指定して再実行すると、WordPressとSearch Rowsは各1回動きましたが、「重複がないときだけ」フィルターで止まりました。

シートに2行目は増えず、重複確認時の消費は2クレジットでした。

記事を更新したら、同じ行も更新されるの?
今回の完成形は「重複を追加しない」までだよ。既存行を更新したい場合は、Search Rowsで見つけた行番号を使う別ルートが必要になる。

接続前に知っておきたいこと

APIキーは作成直後に控える

WordPress画面で伏せ字になった文字列は、そのまま接続には使えません。APIキーを作った直後に実際の値を安全な場所へ控えておくと、あとで迷わず接続できます。

Revealで実際の値を表示し、余分な空白を入れずに接続すると成功しました。APIキーは第三者へ送らず、記事や画像にも載せないでください。

WordPressをいちばん左へ置く

WordPressは処理のきっかけになるので、いちばん左へ置きます。3つのモジュールが1本の線でつながっていることも確認してください。

From now onでも過去の変更分を拾った

検証途中で開始位置を設定し直す前は、最近更新した既存記事が順番に入りました。本番で使う前にLimit 1で試し、開始位置を右クリックメニューから明示的に設定してください。

停止・切り戻し方法

  1. MakeのスケジュールをOFFにする
  2. WordPress側のMake ConnectorでAPIキーを再生成し、古い接続を無効化する
  3. 必要に応じてMake Connectorを停止する
  4. 表示崩れやエラーが続く場合は、事前バックアップから復元する

今回の検証後は、シナリオの自動実行をOFF、開始位置をFrom now on、プラグインのログをOFFへ戻しました。Make Connectorは投稿読み取りのみで有効のままです。

この自動化が向いている副業

  • 複数サイトの記事URLを管理したいブログ運営
  • 納品記事の一覧を作りたいライター
  • 制作実績のURLを整理したいWeb制作者
  • 公開本数や更新状況をあとで集計したい人

記事本文や顧客情報まで保存したい場合は、必要性と権限を見直してください。まずは公開済み記事の基本情報だけに絞る方が安全です。

まとめ

WordPressのWatch Posts、Google SheetsのSearch Rows、Add a Rowを使い、公開記事のURLを重複なしで記録できました。

本番WordPressへ接続するときは、バックアップ、投稿読み取りだけの権限、noindexの小さなテストの3つを省かないでください。

ほかに整理できる作業は、副業の作業自動化30選「案件・作業を整える」で探せます。

Makeの基本操作はMakeの使い方完全ガイドで確認できます。

※この記事には広告リンクを含みます。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

副業の「めんどくさい」をMakeとAIで減らす方法を、実際に試しながら書いています。うまくいった手順も、詰まったところも、そのまま記録します。

目次